まんまるな日々~早期退職に向けた準備あれこれ~

楽しいセカンドライフのための工夫

私の精神科治療歴  退職までに本当は治療をやめたい

こんにちは。まんまるです。

とてもいいお天気。こんな日は楽しいことをいっぱいしたいですが、残念ながら調子は低迷。

せっかく3月中旬ごろから精神状態は安定していて、精神科の治療もやめることを検討していたのに、昨日の受診で「やっぱりもう少し治療を続けましょう」という話になりました。

 

いや、いいんですよ。薬くらい。

でも、やめれるものならやめたい、そう思ってしまうので、がっかりしてしまいました。このがっかりするのも病気のせいなのかもしれませんが・・。

 

今日は私の精神科治療歴について振り返ります。

もともと小さいころからネガティブで、今時代で言う「陰キャ」。

就職しても、いつもびくびくしていたし、仕事にいくのは憂鬱だし、仕事がうまくできている感じはありませんでした。

つらい日々をすくってくれたのは、恋愛と結婚、それから出産。

子育ては一時的に私の仕事のつらさを緩和してくれました。

というか、子育てが大変で心配や悩みが分散されたって感じ?

子どもが少し大きくなり、係長をさせれられるようになってからは、仕事のストレスがとても高くなり、精神科を受診するようになります。

最初から抗うつ剤を勧められましたが、受容できず・・・。

クリニックを変えてもどこでも抗うつ剤を勧められ、進められては通院をやめをしておりましたが、数件目で初めて漢方と抗不安薬での治療を提案され、治療開始。

抗不安薬を頓服で飲みながら40歳代を乗り切りました。

そして50歳を目前に、転勤。

慣れない仕事、慣れない環境、仕事量の多さ、人間関係が非常に悪かったこと・・私は毎日自分を責め、心の中で上司を軽蔑して過ごし、精神科のドクターストップで3か月の休職となりました。

この時ですら、抗不安薬の頓服でがんばっていたのです。

でも、抗不安薬は依存性が高いという事にもひっかかっていて、1日2回のむのはめったになかったです。

3か月休職して、前の職場での復帰は絶対無理と職場にお願いして、違う職場に復職しました。

この復職がとってもつらかった!

職場は親しくさせてもらっていた先輩が上司で、かわいがっていた後輩がいて、仕事量もすごく減らしていただき、これ以上ない環境だったのに、もう、脳みそが不幸になるループを勝手に生成していたみたいに、毎日が不安で気分がふさいでいました。

ここに至って、初めてギブアップして、抗うつ剤治療開始となったわけです。

抗うつ剤開始に当たっては、薬を調べこんで、「レクサプロ!これがいい!なんか効きそうで安全そう!」と思って、主治医にも「絶対レクサプロ」と言おうと決死の覚悟(普通、決死の覚悟はいらないのですが、弱っているので、ちょっとした主張も、聞き入れてもらえるかとか、患者が薬を指定すると嫌がられるのではと悩んだわけです)で主治医に「つらくて仕方ないので、以前から勧められていた抗うつ剤を試してみたいのですが・・」と言ったら、主治医も私の意見を聞くまでもなく、レクサプロを勧めてくれ、無事、治療開始となりました。

 

そして薬は・・・めちゃくちゃ効きました!

これは個人差が大きいと思うのですが、私は飲んですぐに効果を実感。

通常、薬効がでるまでに時間がかかるといわれているので、すぐに効いたというとプラシーボ効果だといわれちゃうかもですが、1日もかかりません。

気持ちのレベルが1~10まであるとしたら、具合がわるい時は1~3のレベル。

なんとも言えない不安感とつらさを感じながら、完全消灯されたように深い闇の中にいる感じです。

それが、レクサプロを飲むと、レベル4くらいまで連れて行ってくれるのです。

深い底に、板が埋められて、3以下のレベルは板がはいって、それ以上下がれないようにされるって感じで・・。

4でももちろん、不安なんですが、あの「どうしようもない」感じやまっくら感が和らぐのです。

ああ、これは歴代の精神科たちが、抗うつ薬を勧めてきただけあるわ・・。

でも、私は自分がうつ病だと受け入れられず、ここまでしんどくなってやっと受け入れられたんだと思います。

効かないんじゃないか、嫌だ、と頭で強い拒否をしている時は、効くものも効かないだろうから、私には遠回りでも、これはこれでしょうがなかったのではと思います。

でも、レクサプロですぐに幸せになるわけではありません。

レクサプロは、激痛を耐えられる痛みに変える効果みたいなものです。

感じやすい心や脳構造はそのまま。

でも、少し安定した頭で、認知行動療法などに取り組むことで少しずつ快方にむかったってわけです。

 

抗うつ剤を飲むようになってそろそろ5年目。

レクサプロに感謝しながら、退職までに治療を終えたかったのですが、やっぱり、仕事している間はむりなんかかあ・・・と今回薬止められなかったのが残念です。

今回しんどくなった経過はまたいつか書きたいです。

あ、といってもレベル1~3とかでは全くなくて、今回の症状は「激しい怒りを感じる」ものです。

怒りは、反省よりもずっと自分としては楽です。

でも、職場で、いらだちを喚き散らしてしまうようになったら?

やっぱり、それは周りの人のご迷惑を考えて、控えなければ・・。

「そんなことになったら、結局自分にかえってきて、自分がしんどくなるだけですよ」

と主治医と夫。

でも、職場でどなり散らしている上司とか、部下に嫌われている先輩とかいるけど、本人はけろっとしてますよね?本当に本人にかえってきているのですか?結局弱い立場の人が我慢したりスルーしてるのが世の中なんじゃないですか?後輩いじめはとんでもないですが、いろいろ言ってくる上司に言い返すぐらいはいいんじゃあないですか?私だけ病気ってことで薬で不満をおさえてへらへら過ごさなきゃいけないんですか?ストレスを与えてくる人に、私が受け取ったストレス分くらい返却してやってもいいんじゃないですか?と黒いことを考えてしまいます。

やっぱり薬飲んだ方がいいんだろうなあ・・。