まんまるな日々~早期退職に向けた準備あれこれ~

楽しいセカンドライフのための工夫

親から学んだこと

こんにちは。まんまるです。

暑い日があったり肌寒かったり、服装に悩む日々ですね。

でも、こういう季節が一番ありがたいのでしょうね。

私は太陽を浴びるとわりと元気が出る方なので、ランチは職場外で食べるようにしています。まだまだ太陽大歓迎のこの季節・・。さすがに夏になると避難が必要。

今のうちにどんどん太陽浴びておきたいと思います。

近所で見かけた好きな花

今日は、早期退職を考える今になって振り返る、親に学んだことについて書きたいと思います。

ちなみに、父は70歳代で病気ですでに亡くなっており、認知症の母だけが現在健在で、母の介護は兄が完璧にしてくれています。

 

40代後半で私がメンタルを病んで休職に至る前に、いくつかの場所でカウンセリングを受けたことがあるのですが、その際、必ずと言っていいほど、「親との関係」を深堀されました。

私は「うちの親は本当に普通で、親からプレッシャーがあったとか、関係が悪かったとか一切ないんですよ」と答えていました。親との関係は本当に語りたいエピソードがなかったんです。

うちの両親は、お世辞にも「道徳的に立派な親」ではありません(テレビを見て、出演者の悪口を言ったり、仕事はやりがいなんて嘘嘘、結局世の中お金!・・といった発言連発の親。特に母親。)でしたが、子どもに無理を強要したり、うるさくしない親でした。

私を含め両親も節約家気質でしたが、塾のお金など必要なことでぶつぶつ言われることもありませんでしたし(もちろん、私も節約家だったのでいわゆるぜいたく品をあまり求めませんでしたが)、叩かれたこともありませんし、成績についてとやかく言われたこともありません。

母とは高校卒業時ぐらいにはほぼ友達関係にありましたし、私は生意気ばかり偉そうにいっていました。

そういう意味ではもっと感謝してよさそうなものですが、「親が子どもの世話をするのは当たり前」と若い頃は信じて疑わず、「親は水や空気と同じで、そりゃなければ困るんだけど、わざわざ感謝って言われてもねえ・・・」などとまじめに思っていて、親に感謝を感じるようになったのは、亡くなったり認知症になった後です。

「自然すぎて感謝の念も感じないくらい、当たり前に世話や愛情をくれてありがとう」と今では思います。

私も、両親が大好きだった孫娘(私の娘)にお返しに、そのように愛情を注いでやりたかったですが、私の子育ては、間違いに次ぐ間違いだらけ・・娘にわるいことしたなと思う事満載ですが、娘はまだこれからですし、大人になって独立してくれたら、両親のような黙って必要な時渡すだけの愛情を用意してやれたらと思います。

ちなみに、親は私に教えらしいことは語らない人でしたが、私が勝手に親の姿から学んだことの代表的なことをいくつかあげますと

①夫は尊敬できる人を選ぶべし、収入は夫のほうが多くないとダメ

②妻(自分)も収入は得て、一人でも生きていけるようにすべし

⓷節約家気質は急に変わらないから、退職後はとにかくお金を計画的に使ってたのしむべし

④健康状態によるが、60代に活発に遊んで、70代からは穏やかに暮らすのが吉

 

①は私の夫選びに大変な影響を与えました。

うちの両親は晩年大変仲が良かったのですが、父は育児や家事にははではなく、母は父の悪口(?)をよく私に言っていましたし、中年期に夫婦の収入が逆転すると父の立場はますます弱く、お世辞にも夫婦愛って感じではなかったですので、やっぱりお互い夫婦はある程度尊敬できる関係でなきゃね・・・それには、お金も重要と思い、婚活(?)中はこれはとても重視していました。夫はとにかく尊敬できる人!これが私の選択基準でした。

②はなんだかんだ今まで仕事を続けてきた理由です。もっとも夫も「働いてくれ」という人でしたら続いたのでしょうが・・。仕事するには私はメンタル弱々だったので、母が定年までしっかり働く姿を見て、「仕事するのが当たり前」という感覚がなければ続けてこれなかったでしょうね。

⓷④については、私は、夫から「収入からするともうちょっとお金使ってもいいんでは」と言われるのですが、私は両親とは違って、贅沢願望がないわけではないので、使おうとしたら結構使っちゃう派だと思うのです。だから、どの程度使えるかは慎重に考えて、計画的に散財しようと思っています。両親はとにかく自然と使わない人だった。本人たちは何か特にがまんしてた様子もないので、それはそれで問題ないのでしょうが・・。

今は認知症の母。どこかの本で「親の最後の仕事は、子どもに死にざまをみせること」と書かれていましたが、父の亡くなった時の様子や、母の老いざまはやはり、自分の行く末の道しるべになります。

最後の最後まで人生の一番身近な先輩として、私の道がわからなくならないよう、道を照らしてくれるのだなと感じます。

 

今週も母にも兄にもみなさんにも良いことが1つでも多く訪れますように。